活用例|製造業
製造現場の引き継ぎを、人に頼らない形で残す
担当者が変わるたびに手順や判断の理由が失われる製造業の現場で、日々のやり取りと資料から NEO が引き継ぎの内容をまとめ、新しい担当者が質問して確かめられる使い方を紹介します。
担当者が変わるたびに、手順と判断の理由が失われる
製造の現場では、設備の癖、取引先ごとの納期の決め方、不良が出たときの対処、図面の読み替え。こうしたことを特定の担当者だけが知っている状態が続きます。担当者が異動や退職で抜けるとき、引き継ぎ書を書いても、書けるのは手順までです。「なぜその手順なのか」「前に何を試して失敗したか」は書き切れません。
後任は、分からないことが出るたびに前任者に電話します。前任者が社内にいなくなると、同じ失敗をもう一度やり直して覚えることになります。引き継ぎ書を厚くしても、読む側は必要な箇所を探せません。
NEO を使うと、日々のやり取りがそのまま引き継ぎの材料になる
NEO は、チームの会話と資料を読んで、決まったこと・手順・その背景を wiki のページにまとめます。(wiki は、ワークスペースごとに運営が有効にする機能です)担当者が普段どおりにやり取りし、図面や作業指示書、点検記録を NEO のスレッドに置いておくだけで、引き継ぎの材料が日々たまります。PDF・Word・Excel・PowerPoint のほか、PNG・JPEG の画像も読めるので、紙の資料は写真に撮って置けます(文字の層が無い PDF は読めません)。
プロジェクトの編集画面で「wiki にまとめたいこと」に「設備ごとの段取りと、不良が出たときの対処を残す」のように方針を書いておくと、NEO が毎晩その方針に合う会話を確かめ、ページの候補を作ります。候補は担当者が確かめて挿入するまで本文には入りません。過去の会話からも、日付を指定して候補を作れます。
後任は、前任者に電話する代わりに NEO に聞きます。「3 号機の立ち上げで、冬に気をつけることは?」と聞くと、wiki と過去の会話、資料をもとに答え、参照した発言やファイルの出典を付けます。前任者が社内にいなくても、判断の理由まで戻って確かめられます。
wiki のページは、読んだ人がその場で直せます。後任が実際にやってみて違っていた箇所を書き換えれば、次の担当者はその版を読みます。誰がいつ直したかは履歴に残ります。
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書いた人
伊藤伸博
フラグメント株式会社 代表取締役。NEO の企画と開発を担当