決定の記録
決まったこととその理由を残す方法と、記録ツールの選び方
会議やチャットで決まったことを、理由やほかに考えた案と一緒に残す「決定の記録」の付け方を、ひな形つきで説明します。記録のツールを 3 つの種類に分けて選び方を示し、NEO を使って会話から決定と理由を残す方法も紹介します。
決まったことは残っても、「なぜそう決めたか」が消えていませんか
会議で決まったことは、議事録に残ります。ところが、なぜそう決めたのかは、会議の中で口で言っただけだったり、チャットのやり取りの途中に書いてあるだけだったりします。
半年たって「なぜこうしたんだっけ」と聞かれると、その場の誰も答えられません。同じ議論をもう一度して、前と同じ結論に戻ってきます。
決まったことと理由を残す簡単な方法は、1 件ごとに「決まったこと」「理由」「ほかに考えた案」を書いた記録を、1 か所にためることです。NEO を使うと、チャットの会話からこの記録の候補ができます。会議の資料も、置いておけば NEO が中身を読んで質問に答えます。
決定の記録を手で付けるには、5 つの手順と、決まるたびの書き足しが要る
- 1記録を置く場所を 1 つに決める。チームの wiki や共有の文書に「決定の記録」のページを 1 枚作る。
- 21 件ごとに書く項目を決める。下のひな形をそのまま使えます。
- 3会議の最後の 5 分で、その日に決まったことを読み上げ、その場で記録に足す。
- 4チャットで決まったときは、決めた人が記録に 1 件足し、チャットには記録へのリンクを返す。
- 5決めたことを変えるときは、古い行を消さずに「○月○日の決定で置き換え」と書き、新しい行を足す。
日付:2026-10-21
決まったこと:
理由:
ほかに考えた案と、選ばなかった理由:
決めた人・関わった人:
見直す条件:
元の会話・資料:いちばん抜けやすいのは「理由」と「ほかに考えた案」です。この 2 つがあれば、あとから入った人も、決めたことを変えてよいかを自分で判断できます。1 件を 10 分で書いても、月に 10 件決まれば 100 分かかります(試算)。チャットで決まったときの記録(4 つ目)は、NEO を使うと、会話から候補ができます。
記録のツールは 3 つの種類に分けて選ぶ
| 種類 | 残せるもの | かかる手間 | 製品の例 |
|---|---|---|---|
| 文書・wiki のツール | 決まったこと・理由・ほかの案を、人がページに書いて残す | 毎回、人が書く手間がかかる。書けば形は自由 | Confluence、Notion、esa |
| 会議の議事録の AI | 会議の録音や文字起こしから、要点ややることをまとめる | 会議の分は自動でまとまる。会議の外で決まったことは、別に残す工夫が要る | Circleback、Microsoft 365 Copilot(Teams) |
| 会話から wiki を育てるツール | チャットの会話から、決まったことと理由の候補を作る。会議の記録の資料も読んで質問に答える | 方針を書いて保存するだけ。あとは NEO が毎晩、会話から候補を作り、一度覚えさせたページは自動で育つ | NEO |
半年後の「なぜ?」に、NEO が当時の会話から答える
半年前の話でも、@NEO を付けて「4 月の定例で、なぜ A 社に決めた?」のように時期を添えて聞くと、NEO はその期間の会話から答えます。
プロジェクトの所有者が「wiki にまとめたいこと」に方針を書いて保存するだけで、NEO はその方針に合う会話を毎晩確かめ、wiki のページに候補を作ります。会議の文字起こしや議事録のファイルを置いておけば、NEO はその中身も読んで質問に答えます。
NEO を作っている私たちも、開発の途中で「あれって、もう議論したっけ?」となったことがあります。そのときは NEO に聞いて、前に話していたことを確かめました。
決定のページができたあとも、同じスレッドで続きの話や訂正が出ることがあります。その発言が別のページの候補になったときは、NEO が夜のうちに、その発言から元のページの「理由」の候補も作ります。対象は、標準では 2 週間以内の発言です。前の理由があるときは、「変更あり」として前の理由と並べて出ます。
候補は、内容を確かめて「挿入する」を押すまで、wiki の本文にも NEO の回答にも入りません。「この内容で NEO に覚えさせる」を一度押したページでは、そのあとの候補は自動で入ります。ページの下には、誰がいつ直したか、誰がいつ確認したかが出ます。版ごとの履歴も見られます。
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Author
フラグメント株式会社
NEO を企画・開発している会社です。
公開日: 2026-10-22 / 更新日: 2026-10-22