AI エージェント
過去の会話を覚えて、チャットで答える AI エージェントの選び方
AI に頼むたびにチームの前提を説明し直す手間と、過去の会話を覚えている AI エージェントの選び方を説明します。覚えている範囲が 1 人分か、チーム全員分かで、4 種類に分けて比べます。
AI に頼むたびに、チームの前提を説明し直している
AI に仕事を頼むたびに、チームの決まりやこれまでの経緯を貼り付けて説明している人がいます。説明を省くと、AI は一般論で答えます。
チームで AI を使うと、この説明は人の数だけ必要になります。A さんが先週 AI に伝えたことを、B さんの AI は知りません。決まりが変わったことを知らない人の AI は、古い決まりで答えます。
NEO は、チームで会話するチャットの中にいる AI エージェントです。スレッドで @NEO を付けて聞くと、これまでの会話と資料から前に誰かが話した内容を探して、出典を付けて返します。Teams のチャネルの会話も取り込めます。
選ぶときにまず確かめてほしいのは、AI が覚えている範囲が、使う人 1 人の会話なのか、チーム全員の会話なのか、という点です。
AI に前提を渡す作業は、頼む人の数だけ増える
- 1チームの決まり、社内の用語、よく使う前提を 1 つの文書にまとめる。
- 2使っている AI のプロジェクトやカスタム指示の機能に、その文書を登録する。
- 3会議やチャットで決まったことを、週に 1 回その文書に書き足す。
- 4新しく入った人にも同じ文書を渡し、その人の AI にも登録してもらう。
- 5月に 1 回、古くなった前提を文書から消し、全員の AI に登録し直してもらう。
前提を貼り付けて説明するのに 1 回 3 分かかるとすると、1 人 1 日 5 回で、10 人のチームなら毎日 2 時間半になります(試算)。NEO はチームの会話を自分で読むので、文書にまとめて配る作業(1〜4 つ目)が減ります。
AI エージェントを選ぶときは、覚えている範囲を比べる
| 種類 | 覚えている範囲 | チームの決まりの扱い | 製品の例 |
|---|---|---|---|
| AI チャット(記憶の機能つき) | 主に使う人ごとの過去の会話と、登録した指示や資料。プランによっては、チームでプロジェクトを共有できる | チームで決まったことは、人が書いて登録する | ChatGPT、Claude、Gemini |
| 仕事のツールに付いた AI | そのツールと、つないだサービスの会話や文書 | 聞かれたときに探して要約する。決まったことを残すのは人 | Slack AI、Microsoft 365 Copilot |
| 社内の情報を横断して探す AI | つないだツールの文書と会話 | つないだツールを探して答える | Glean |
| 会話を読んで答え、wiki を育てる AI エージェント | チームの会話(聞いた人が見られる範囲)・資料・wiki | 決まったことを NEO が wiki の候補にまとめ、次の答えに使う | NEO |
チームの誰が聞いても、同じ前提で NEO が答える
スレッドの中で @NEO を付けて聞くと、NEO はそのスレッドの会話と、チームの資料、wiki をもとに答えます。答えには、参照した発言やファイルの出典が付きます。出典から、元の発言に戻って確かめられます。
個人プロジェクトの「NEO」スレッドで聞くと、NEO はほかのスレッドの会話もまたいで探して答えます。「先月決めた値引きの条件は?」のように、どのスレッドで話したか覚えていないことも聞けます。
プロジェクトの所有者が「wiki にまとめたいこと」に方針を書いて保存するだけで、NEO が毎晩、チームの会話から決まったこと・手順・その背景を wiki のページの候補にまとめます。ページごとに一度「この内容で NEO に覚えさせる」を押せば、その後の会話から自動で育ちます。決まりが変わった会話があれば、覚えさせたページはその内容で書き換わります(前の値は「以前の値」として残ります)。全員の AI に前提を登録し直す作業は要りません。
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Author
フラグメント株式会社
NEO を企画・開発している会社です。
公開日: 2026-10-22 / 更新日: 2026-10-22